だからテレアポは嫌われる

だから嫌われる

だからテレアポは嫌われる

テレアポは、昔から「嫌われる仕事」だと言われてきました。
しかし、その理由は単純に「営業だから」ではありません。

嫌われる背景には、いくつかの構造的な要因があります。
それを整理せずに精神論や気合論で片づけてしまうと、
現場の消耗も、相手の反発も、減ることはありません。

テレアポが嫌われる理由

まず、最も分かりやすい理由があります。
相手の多忙な時間を奪ってしまうことです。

相手が何をしているか分からない状態で、一方的に時間を割かせる。
この構造自体が、すでにストレスを生みやすい前提になっています。

次に、過去の経験による不信感です。
通信関係や契約系などで、
事実と異なる説明や、誤解を誘う表現をされた経験がある人は少なくありません。
その記憶が残っているため、電話が鳴った時点で警戒心が立ち上がります。

アポインター個人に求められる視点

アポインター個人が意識すべきことは、
話法や言い回し以前の部分にあります。

まず、架ける時間帯に気を配ることです。
相手が忙しい時間に当たれば、
どれだけ内容が良くても受け取られ方は悪くなります。

次に、通話がつながった直後の情報をよく見ることです。
周囲の音、話し方、返答の速さ。
そこから、相手が今どの程度余裕があるかは判断できます。

そして最も重要なのは、潔く引き上げる判断です。
今ではないと感じたなら、無理に続けない。
それは逃げではなく、関係性を壊さないための選択です。

「今日は合わなかった」という判断を
きちんと自分の中で許可できるかどうかが、アポインターの消耗を大きく左右します。

管理側が見直すべき前提

管理側がまず手放すべきなのは、机上の空論です。

現場を見ずに作られた理屈や理想論は、アポインターの判断を縛り、結果として無理な架電を増やします。

また、数字の見方も重要です。
コール数だけを追い続けると、「架けること」が目的になってしまいます。

1000件架けて1件獲得する人と、
1件架けて1件獲得する人。
本来、評価されるべきなのは後者です。

数を正当化する管理ではなく、
どの前提で、どんな状態で架電しているのかを見る。
そこに目を向けない限り、テレアポが嫌われる構造は変わりません。

さらに、日本人特有の感覚も影響しています。
日本では「断ること」自体に心理的負担を感じる人が多くいます。
断るために説明を考え、言葉を選び、気を遣う。
その負担を無意識に避けたいという感情が、
「そもそも出たくない」「話したくない」という反応につながります。

テレアポが嫌われやすいのは、こうした要素が重なった結果です。

おわりに

テレアポが嫌われるのは、
個人の資質や根性の問題ではありません。

時間、信頼、断る負担。
それらをどう扱っているかという、前提設計の問題です。

個人も管理側も、この前提を見直すところから始めなければ、
現場は楽にならず、相手の印象も変わりません。

嫌われないための工夫ではなく、嫌われやすい構造を作らないこと
そこに目を向ける必要があります。

テレアポアーティスト(テレアポ改善コンサルタント) 咲田哲良(さきたあきら)

咲田哲良が扱っている仕事の全体像はこちら
https://sakita.ltd/works/


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著者: テレアポアーティスト(テレアポ改善コンサルタント) 咲田哲良(さきたあきら)
営業と教育を「整える力」で再構築する活動を展開中。
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著者プロフィール: テレアポアーティスト(テレアポ改善コンサルタント)咲田哲良のプロフィールはこちら

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この記事を書いた人



咲田 哲良
テレアポアーティスト電話応対・営業教育の実践研究者


「テレアポをアートの域まで高めたい」という信念のもと、
取れる人のコツを構造的に整理し、現場で実践できる形で発信しています。


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