はじめに
以前、私は「テレアポは占い師に学べ ― 信頼とアポを呼ぶ「聴くより、感じる力」(コールドリーディング編)」と題して、“感じる力”の重要性をお伝えしました。
しかし、これはまだビギナー向けのお話し。
実際の現場では感じるだけではうまくいきません。
“感じる力”を身に着けたら、次のステップでは“整える力を”つけましょう。
テレアポで本当に必要なのは、感じる力よりも“整える力”です。
感じすぎると、ペースを失います
相手の感情を読み取りすぎると、こちらの呼吸が乱れてしまいます。
「今、退屈そうにしている」「機嫌が悪いのかもしれない」――
そう考え始めた瞬間に、相手のペースに巻き込まれるのです。
感じる力が強い人ほど、相手の波に飲まれやすくなります。
結果として、共感疲労や反応依存に陥り、自分の言葉が弱くなっていきます。
営業の現場で必要なのは、感じすぎる感性ではなく、整えて戻す力です。
「読まない勇気」が信頼を生みます
もう相手を「読む」ステップではありません。
相手を操作的に“読み取る”のではなく、
感情を判断せずにそのまま受け止めることが大切です。
私はそれを“ニュートラルに聴く姿勢”と呼んでいます。
相手の沈黙や曖昧さを急いで埋めようとせず、
読まずに、ただ見守る。
その“余白”こそが、信頼を生み出す第一歩になります。
読まずに、整えるとうこと
テレアポの本質は「読むこと」ではなく「整えること」です。
声の温度を揃え、呼吸を合わせ、トーンを落とす。
焦らず、静かに場を整える。
“予言する”よりも“待つ”ことで、相手は安心して心を開きます。
そしてその静けさの中で、相手が自ら話し出したとき、
本当の信頼関係が立ち上がります。
整える力が、信頼をつくります
営業の成果は「話す量」ではなく「整える力」で決まります。
テレアポ30年の咲田哲良が、アポが取れる人のコツを体系化し、
再現性の高いメソッドで、チームと個人の営業力を根本から変えていきます。
感じすぎず、ただ整える。
そこにこそ、信頼が生まれます。
私の考えに「マジック」や「幻想的要素」は含まれていません。
あくまで再現可能な技術と心理構造に基づく実践的教育論です。
コミュニケーション・ラボ
Communication Lab SAKITA
テレアポアーティスト(テレアポ改善コンサルタント) 咲田哲良(さきたあきら)
本記事は、テレアポは占い師に学べ ― 信頼とアポを呼ぶ「聴くより、感じる力」(コールドリーディング編)教育シリーズ第二章 の上級編として書きました。
ご興味のある方はぜひ前記事もお読みください。
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CAMPFIREで『テレアポ改善プロジェクト』公開中(〜11/18)
著者: テレアポアーティスト 咲田哲良(さきたあきら)
営業と教育を「整える力」で再構築する活動を展開中。
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